中古住宅購入後の外壁塗装と水周りリフォーム
中古住宅を購入し、計画的にリフォームをして理想の住まい造り。
今回は屋根・外壁といった外回りと水回り設備のリフォームです。

物件概要
築年数 | 15年 |
施工面積 | 148.76㎡(外構除く) |
費用 | 400~500万円 |
工期 | 2.5ヶ月 |
ウッディホームをお選びいただいた理由
以前和室を洋室に変更している。今回は住宅ローンの借り換えも含めて任せようと思った。
お客様のご要望とお困りの点
まず、住宅ローンの借り換えを含めて行いたい。
部位としては、もともと計画していた外壁の塗装と、今後メンテナンスのかからないような屋根の葺き替え。また、もともと中古住宅を購入して住んでいたのでユニットバスの大きさに不満があり、もう少し広く使いやすくしたい。併せて洗面化粧台も使いやすくしたい。他には玄関周辺のアプローチも予算が合えば・・・とのご要望。
既存のユニットバスはサイズが中途半端な大きさ(内側1200×2090)で、ぴったりのサイズのユニットバスにすると高価な割に広くならない、広くしたらもっと高くなるのでは・・・との不安をお持ちでした。
ご要望への対処とデザインコンセプト
ぴったりのサイズのユニットバスの場合と広めのユニットバスにして洗面室を少しだけ小さくする内容で2通りのご提案、見積もりを作成してどちらもあまり工事代金としては変わらないことが分かったので、当初からのご希望だった広げる形のユニットバスでの施工でとなりました。
あけてみないとわからない、このあたりがリフォームの難しさでしょうか・・・
ベランダの床にモルタル製の敷きブロックがあり、当初は全部を剥がしてFRP塗装する予定で見積もりしましたが、実際に一部を剥がした際に既存の防水層がシート防水だったためFRP塗装を取りやめ、シート防水の点検をして問題がなかったため洗浄のみを行い敷きブロックを復旧しました。もちろんお施主様には承認いただいてます。
屋根の葺き替え
コロニアル系の屋根は築年数15年間何も手を入れないと、苔等が生えて表面の劣化が始まってました。

工事中の屋根です。今回は、既存のコロニアル系の屋根材の上にトステムTルーフのシェイクをかさねふきしました。防水のためにゴムアスルーフィングを屋根全面に貼り付けて仕上げ材を取り付けていきます。
Before :: After
外壁塗装
既存外壁は上下2色で塗り分けされたいました。一見きれいですが、中間の幕板帯は金属製でシートが一部はがれて錆の心配がありました。
外壁は真っ白にならないように少しだけベージュ系の外壁です。幕板帯の色は黒に近い紺色です。軒天も破風板もこの黒に近い紺色で統一しました。
外壁塗装(別角度)
柱型なども全て幕板帯と同様の金属製でここの部分のはがれた部分とはがれていない部分の仕上がりが難しいですね。
はがれたシートの部分と剥がしきれずに残ってしまったシートの部分が目立たなくなるように何度も塗装しました。
屋根
裏側が崖のようになっていてそこから屋根を直接見ることができます。屋根のメンテナンスの目安は7年から10年位に1度塗装はされると長持ちします。
ガルバリュウム鋼板の機材に天然の石の粒が吹きつけてあり、メーカー保証として30年の材料保証が付いてきます。とても軽くて色の変化もなくメンテナンスフリーの屋根材です。ガルバリュウム鋼板だけの屋根材よりも雨音等はとても静かです。
洗面と浴室の間取り変更
少し広めの洗面室の奥に横に長いユニットバス。出入り口は引き違いのサッシでした。
ユニットバスと洗面室の間の壁は洗面室側に約45cmほど移動・間取りを変えてユニットバスを広くしました。それでも洗面室は狭くなった感じはほとんどしないくらいもともとの洗面室が広かったようです。 また、沓摺を無くし洗面と浴室をバリアフリー化しました。
浴室
浴槽の長手方向は壁から壁で1.2m、浴槽は膝を抱えてはいるようなちょっと窮屈な浴槽なのに、洗い場は割と広い既存のユニットバスでした。
大手メーカーさんの専用モデルのため通常のユニットバスは入りません。ぴったりのサイズで作るか、洗面室側へ壁を移動して広くするかの2通りの提案をしました。
あまり値段が変わらなかったので、もともとのご要望だった広くなるほうのユニットバスを選びました。今回はメーカーさんにお友達が務めているとのことでTOTOさんのスプリノを選択。浴槽も広々としていて脚も伸ばせては入れます。スプリノは洗い場床が畳のような柔らかさが特徴です。
洗面
リフォーム前、既存洗面台はカウンター式でした。
窓の大きさや鏡の位置、洗面台の横の小さい腰壁と検討しなければならない部分はとても多くてきれいに収まるか心配でした。
窓をそのまま生かすため、カウンター式の洗面化粧台にしました。TOTO製のオクターブ、鏡は別シリーズのスイング収納鏡を窓との高さを揃えて取付ました。腰壁部分には、洗面台の扉色に近いキッチンパネル(アイカ製)を床から1.25mまで貼り付け水はねしてもお掃除簡単な仕上げにしました。壁のクロスは電気を消すと星が光るクロスはお客様がチョイスしました。洗面室が楽しい仕上げになりました。
お客様よりご感想をいただきました
お風呂も広く快適になったのと、洗面室にもこだわったので満足のいく仕上がりです。外壁も屋根もとりあえず心配事が無くなったので安心して生活できます。
担当者より
工事はまずお風呂の解体、洗面室の解体から行いました。窓や外部の換気扇などが終わってから屋根の重ね葺き、外壁の塗装という順番で施工しました。洗面室のクロスや洗面台の色などお客様のこだわりが仕上がりを可愛くしていくエッセンスとなり柔らかいイメージに仕上がりました。