用途変更とリフォームでRC造の店舗兼住宅の店舗を広々リビングにした家
店舗併用住宅の、ご商売をお止めになられた後の店舗部分を住居へとリフォームしました。

物件概要
築年数 | 20年 |
費用 | 350万円 |
工期 | 30日間 |
ウッディホームをお選びいただいた理由
紹介サイトで相見積を取った中でお選びいただきました。
お客様のご要望とお困りの点
鉄筋コンクリート造の店舗併用住宅、この店舗として使用していた所を居室にしたい。
2階にLDKがあるが狭いため1階をリビングとして使用したい。
こうしたご要望をいただきました。
ご要望への対処とデザインコンセプト
店舗として使用していましたが用途変更、自動ドア・土間コンクリート敷の店舗部分に窓を新規で設置します。
通常こうした店舗の土間は入口から奥にかけて勾配が付いているのですが、マンション等で用いる置床工法で床レベルを取りフローリング貼り、一部畳コーナーとして和洋折衷で仕上げ、断熱材を入れたうえで内壁をつくりクロスで仕上げます。
また、水まわりが全て2階にある中で、使用頻度の高いトイレを1階に新規で設置した他、収納を多くとって過ごしやすいリビングにしました。
鉄筋コンクリート造とはいえ、断熱性の低い造りでした。
元からあった仕切り壁は流用し、トイレ脇の廊下の奥はちょっとした作業スペースとして有効活用。
工事の様子
店舗のフロントサッシ撤去後、掃き出し窓を設置する土台を組んでいます。

置床でレベル(水平)を取りコンクリートの勾配に対処。コンクリートの間に空気層が出来るので、冬場の地面の冷たさを軽減することもできます。
掃き出し窓を設置しています。

コンクリートそのままでは冬場結露しやすくなりますが、断熱材を入れたことでコンクリートの冷たさを部屋内にいれさせません。
Before :: After
リビング

店舗跡は物置となっていましたが、コンクリ―トにクロスを直貼りした冷たい壁でした。
道路沿いの一面は自動ドアと窓ガラスで道路から丸見えだったので、壁を作り新しいサッシ/掃き出し窓を入れました。
壁は断熱材を入れてコンクリートの冷たさを遮断しています。
リビングの収納

鉄筋コンクリートの梁・柱による壁のくぼみをうまく利用して収納をたっぷりとりました。
照明器具も居室に合ったものに交換しています。
排煙窓のガラス交換
店舗には必要不可欠だった排煙窓。
ガラスを断熱性の高いものに入れ替え、採光用として活かしました。
リビングの畳コーナー
リビングの一部に畳を入れ、壁ではなく障子で仕切れる様にしました。
畳コーナーの収納
ここにも収納を多くとっています。
畳コーナーからリビング
畳でちょっとくつろぎたい時はこちらで。
廊下
トイレ脇の突き当り部分は机を置いて作業スペースにされます。
排煙窓をガラスを替えて活かしたことで、ちょうどいい明り取りにもなっています。
トイレ
1階にはトイレがありませんでした。
トイレの度に2階へ昇り降りするのも大変なので新設しました。便器はTOTOのGG1、収納は収納量の大きなものを取り付けました。
トイレの収納
収納力は大きいが角の丸い優しいデザインの収納です。
玄関ホール
裏手にある玄関ホールには、新しく作ったリビングの床と同じ高さになる床を造り増ししました。