無垢フローリングと造作木製家具でカフェ風オフィスにデザインリフォーム

物件概要
施工面積 | 40㎡(外構除く) |
費用 | 1000万円 |
工期 | 3ヶ月間 |
お客様のご要望とお困りの点
近くにあった事務所を移転するため、もともと倉庫として使っていた一室を事務所としてリフォームしたいとのことでした。
ご要望への対処とデザインコンセプト
近くにあった事務所を移転するという事で、リフォームのご依頼を頂きました。
そして、コンセプトは『カフェのような事務所』。
見るからに事務所という堅いイメージではなく、まるでカフェのようなゆったりとした癒しの空間をイメージされていました。
なので、カフェに少し和のテイストを足し、落ち着いた雰囲気のある空間にする様心がけました。
もともとは倉庫のようにして使っていたので、寂しい雰囲気でしたが、素材にも気を使って床は杉の無垢材に。壁は珪藻土と天井は臭いや湿気を取ってくれるバリアヘルスコートという炭を使った塗料をあえてそのまま見せるようにし、自然素材を活かした、あたたかみのある雰囲気作りを目指しました。
収納も全てシナ合板の造作ですっきりと納め、その下には調光可能な照明も取り付けました。
キッチン前のカウンターや玄関前のアクセントとなる縦格子は、タモの集成材を使用。
玄関は、お施主様のこだわりでもあった木製扉で、一から造ったオーダー品。取手や丁番も真鍮のもので、質感からデザインまでこだわって決めていきました。
打ち合わせを重ねるごとにパースをきちんと作って、デザインのイメージに違いのない様にしました。
細長い間取りなので、自然素材の中にタイルを使ってアクセントをつけたり、フローリングを斜めに貼ることで、部屋に広がりを持たせる工夫をしました。
Before :: After
カフェ風オフィス全体

もともとは倉庫のようにして使っていたので、寂しい雰囲気でしたが、素材にも気を使って床は杉の無垢材にして自然素材を活かした、あたたかみのある雰囲気作りを目指しました。
また、部分的にタイルや石等の異素材を使ってアクセントをつけました。
カフェ風オフィス全体
壁は珪藻土と天井は臭いや湿気を取ってくれるバリアヘルスコートという炭を使った塗料をあえてそのまま黒い天井に。細長い間取りなのでフローリングを斜めに貼ることで、部屋に広がりを持たせる工夫をしました。
事務机を設置する場所の吊戸棚下には照明を設置し、事務作業の際の照度不足を補います。
収納

収納はシナ合板で全て造作。
壁一面収納なので収納力が高くすっきりと納まります。
収納
また、引き出しが全て出ることで書類などの取り出し辛さがなくなる様にも配慮しています。
洗面からトイレ
洗面とトイレとおそろいの照明がポイントです。
洗面
手洗い器はクラシカルなものを。
周りには水はね防止でモザイクタイルを貼って機能性とデザイン性を持たせました。
オフィスキッチン
キッチンの裏はトイレなので、目線を隠しつつ光と風が通るように所々にアクリルパネルをつけました。
オフィスキッチン
オフィスキッチンですが、ご家庭でお使いいただけるクリナップ製のシステムキッチンを採用。
オフィスと向かいながらキッチンに立つ、それが来客の際に丸見えにならない様に工夫をしました。
ファサード
ファサードのサッシは、お施主様のこだわりでもあった木製扉で、一から造ったオーダー品。
ファサード
欄間を開けて風を取り込むことができる様に設計・制作いたしました。外側に網戸を配し虫などの侵入を防いでいます。
取手や丁番も真鍮のもので、質感からデザインまでこだわって決めていきました。