夏の暑さや冬の寒さにお悩みの方へ、外壁や屋根の断熱・遮熱対策として「アドグリーンコート」をご紹介します。この塗料は、トヨタ自動車初のベンチャー企業と信越化学工業が共同開発した真球ファインセラミックを使用し、高い熱反射率と放熱効果を実現しています。その結果、室内温度の抑制やエネルギー効率の向上が期待でき、工場や住宅など幅広い建物で採用されています。高機能でありながらコストパフォーマンスにも優れた「アドグリーンコート」で、快適な住環境を手に入れましょう。
アドグリーンコート/排熱効果を併せ持つ遮熱塗料
放熱にこだわった塗料「アドグリーンコート」
『アドグリーンコート』はトヨタ自動車初のベンチャー企業として信越化学工業と共同でスタートした、アドマテクス社が開発した『アドマファイン』を、NCK販売㈱が建築塗料へ応用した遮熱塗料です。
これまでにも複数の塗料メーカー様などからセラミック含有遮熱塗料が商品化されてきましたが、そのほとんどが中空ビーズ系の多孔質セラミック=セラミックビーズの中に空気層があるものでした。
中空ビーズ系も真球ファインセラミックでも反射率に大きな違いはありませんが、反射できなかった熱に対して大きな違いがあります。
中空ビーズ系では反射できなかった熱をこもらせてしまいますが、真球ファインセラミックは高い熱伝導率があるため熱を溜めず排出、建材に熱を伝わりにくくさせる効能も併せ持ちます。
このことから、精密機器や最先端分野でも応用・使用されています。
『アドグリーンコート』の特徴
他のセラミック含有遮熱塗料との比較
中空ビーズ系の遮熱塗料では、熱による空気の膨張・収縮で中空ビーズに割れが生じる可能性があります。塗膜内部での割れは効能の低下につながり、塗装の劣化の原因にもなります。
また、中空ビーズ系の塗料は粒子の大きさが不揃いなため、塗膜表面に微小な凹凸・ザラつきが出ます。この微小な凹凸・ザラつきが汚れを不着させる元となりますが、汚れが付着してはせっかくの遮熱効果が落ちてしまいかねません。
実際の遮熱効果は?
食品スーパーのガルバリウム鋼板製の屋根での検証です。
塗布前は7月、塗布後は8月、何れも盛夏らしい暑い日でしたが、塗布前と塗布後では大きく表面温度が異なりますね。屋根上の外気温の上昇も、施工前は7.7度も上昇しているのに対し、施工後は2.5度の上昇にとどまっています。
こちらのグラフは、ハウスメーカの新工場建築に向けての既存工場の屋根での検証結果で、検証データの元となる外気温は気象庁データ(山口県)を参考データとしています。
7月から12月の半年間のデータですが、屋根表面温度は夏季平均25度、半年間の平均でも20度の抑制効果を確認。
最も重要な室内温度では4度の抑制効果を確認、体感温度が2度の違いで得られることから、工場での労働環境改善に効果がある事も実証されました。
高機能でもローコスト
Jaxaによる検証と設計資料から抜粋したものですが、『アドグリーンコート』が効果は高いがコストは低いということがお解りいただけると思います。
認められるからこそ、使われています
灼熱のアラブ首長国連邦・ドバイに建築された世界最大の人工スキー場、熱が大敵となる人工スキー場の外壁塗装に採用されています。
3.11、東日本大震災で被災された方のための仮設住宅。
この仮設住宅の屋根に遮熱塗装剤としても採用されています。
この他にも、コンビニエンスストアの空調・冷凍機の室外機の遮熱・節電対策、工場・ビルなど会社や公共施設でも遮熱・節電対策など広く使われていて、構造物や機器の遮熱・節電に寄与しています。
もちろん一般の住宅でもご利用いただいていて、住む方を暑さから護り、節電・エコロージーなライフスタイルのお手伝いをさせていただいております。
金属はその性質上熱伝導率が高いので、特に鋼板を使用した屋根・外壁のリフォームをご検討されている方、
遮熱対策にお奨めです。